BLOGしのざ記

Today 2024/04/26

イベント講演会「自分史の楽しみ方」を開催しました。

【登録日: 2019年01月20日 】

本日、社団法人自分史活用推進協議会理事の高橋厚人氏をお招きし、

講演会「自分史の楽しみ方 」

を開催しました。

 

 

寒い中、多くの方にお集まりいただきました。

 

会場には自分史の書き方や江戸川区の歴史などの本を展示しました。

 

 

また、講師の先生にお持ちいただいた実際の自分史の本なども一緒に展示しました。

 

 

本日の講演会は前半・後半の2部構成で、

前半には自分史についてのお話、

後半は実際に体験を参加者の方にしてもらうというものです。

 

前半の自分史についてのお話はスライドを使って

行いました。

 

 

高橋さんが自分史の仕事を始めたのは祖母の死がきっかけだそうです。

お葬式の時の故人の思い出話をまとめて、「おばあちゃんはね・・・」という

一冊の本を作成。それを読んだ孫が故人のしられざる人生に感動をし、

それを見た先生が自分史作成の仕事をしてみようと思ったそうです。

 

自分史は最近、テレビの「ファミリーヒストリー」をはじめ、

メディアなどでも話題になっていて、作成する事業者や

利用者が増加しているそうです。

 

自分史は書きたくなる年代があり、ジョージワシントン大学の心理学者の

ジーン・コーエンによると4つの心理段階があるそうです。

 

残された時間を意識する50代の再評価段階、

自己革新の意欲が高まる60代の解放段階、

自分の知恵を共有・伝承することへの意欲が高まる70代のまとめ段階、

人生の集大成に何かを残したいと考える80代のアンコール段階

の4つです。

 

また、コミュニケーションとしての意味があり、

自分史を作成することにより、

新たな発見があるとのことでした。

 

自分史の魅力や効用は、自分を改めて知り、生きがいが見つかり、

コミュニケーションを深められ、自分をうまく理解してもらえ、

脳の活性化になると、気づくことで自分の未来に活かせると

いいことづくめです。

 

また、自分史の活用範囲は広く、社史や家族史はもちろん、就職活動などにも

利用されているそうです。

 

ここで、休憩時間になりました。休憩時間は講師の先生が作成した自分史ムービーを

会場に流してくれました。参加者の方は、この時間に講師の先生が

お持ちいただいた資料などを熱心に御覧になっていました。

 

 

後半は体験の時間です。

参加者の皆さんにお持ちいただいた思い出の写真をもとに、

その写真のエピソードを書くというものです。

 

皆さん、写真をみながら、あふれる思い出を

用紙いっぱいに一生懸命書いていました。

短い時間でしたが、先生がビックリするくらい

すらすらと書いていました。

 

 

前半の部でもお話がありましたが、自分史は良いことだらけ。

出生時から書こうとせず、本日の体験のように

一枚の写真の思い出やレシピ、趣味の話など

簡単なことから始めることが大切だそうです。

皆さんも自分史に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

その際は、図書館に自分史の書き方はもちろん、

時代参考資料などがありますので、

ぜひご利用ください。