イベント篠崎図書館主催講演会「みんなが使える 「ブランディング」と「デザイン」」開催しました。
7月20日(土)、篠崎図書館にて
講演会 みんなが使える 「ブランディング」と「デザイン」 を開催しました。
100以上のブランドを開発してきたブランディングデザイナー
西澤明洋さんをお招きし、ブランディングの基礎や、
具体的な手法についてわかりやすく教えていただきました。
西澤先生の会社である「EIGHT BRANDING DESIGN」の
コンセプトは「ブランディングデザインで日本を元気にする」。
悩みを抱えている企業から話を聞き、悩んでいる商品のパッケージのみならず、
企業のロゴ、ネーミング、webサイトやイベントに至るまで、
その企業のデザイン部長のような総合デザインを手掛けているとのこと。
そもそも「ブランド」の語源は「放牧している牛を区別するための焼印」に由来するのだそう。
区別をするために「ブランド」が生まれたのですね。
そして「ブランディング」とは、ある商品、サービスもしくは企業の全体としての
イメージに、ある一定の方向性をつくり出すことで、他者との差異化(区別)をすること。
他とはどう違うのか、という事を顧客に正しく伝える事が大切とおっしゃいます。
そしてブランディングとよく混同されるのがマーケティング。
マーケティングは「売ることを重視するゲーム」のようなものですが、
ブランディングの目的は「売る」ことではありません。
あくまでも他との差異を正しく伝える「信用できる人から伝えられる伝言ゲーム」のようなもの。
まずは正しく伝えることで、信用価値があると顧客に信じてもらうことに重きを置いています。
ブランディングで大切なことは、「自分の強みを宣言した上で、有言実行を貫くこと」と
説明してくださいました。
講演終了後、参加者の皆さまからの質問に答えていただきました。
社名「EIGHT BRANDING DESIGN」の「EIGHT」は、
ブランディングデザインの仕事は自分という円と顧客という円が
重なり合うことで出来る仕事。それを90度回転させ図案化させた結果、
「8」に見えたから「EIGHT」になったのだそうです。
企業ロゴの由来を聞く機会は少ないので、参加者の皆さまも興味深そうでした。
篠崎図書館では、今後も皆さまの関心にお応えできるよう
様々なイベントを企画してまいります。
皆さまのご参加、心よりお待ちしております。