イベント『アインシュタインも信じなかった不思議な「量子のふるまい」とその応用』を開催しました。
3月14日(土)、篠崎図書館で
『アインシュタインも信じなかった不思議な「量子のふるまい」とその応用』
を開催しました。
株式会社東芝 上席常務執行役員CTOの佐田豊氏をお招きし、一般的な量子の話や、
その応用と今後の可能性について解説していただきました。

講演では東芝の会社紹介に続き、今回のテーマである「量子」についてお話しいただきました。
量子力学が誕生して100年を迎えたとのこと。
アインシュタインも信じなかった量子力学がどのように発見され、体系づくられたのか。
また「量子のふるまい」とは一体どういうことなのかを図解を交えながら解説いただきました。

続いて、東芝が取り組んでいる「量子暗号通信」と「量子コンピュータ」の技術や事業について、
「量子のふるまい」をどのように使いながらユニークな性能を出しているのかを解説しながら
説明をしていただきました。
「量子暗号通信」とは、将来的な量子コンピュータの実現により、従来の暗号が解読されるリスクに対抗する
最先端のデータ通信暗号技術とのことで、量子力学の原理を利用して、「理論上絶対に破られない」通信を実現するそうです。
すでに実用レベルに到達していて、フランスでは商用利用の提供を開始したとおっしゃっていました。
国内外で多くの協業実績があるとのことで、参加者の皆様もとても興味深い様子で聞かれていました。

また、「量子」についてわかりやすく解説している動画として、YouTubeチャンネル「QuizKnockと学ぼう」のコンテンツで、
東芝の研究者とQuizKnock(クイズノック)が共に語り合う「直感に反する!「量子力学」って何?【好きになっちゃう放課後】」を
ご紹介いただきました。

最後に、量子未来社会に向けてのお話をされました。
「世界中で量子コンピュータの開発が進められるなか、量子で出来そうなこと、
量子技術を使える人を増やして経済を活性化させることが大切」と佐田さん。
「量子のふるまい」を使った量子システムは、実用化の段階に入っていて、
日本の産官学でも一体となって未来社会の実現に取り組んでいるとのことでした。
お話の後の質問コーナーでは、
「量子技術の応用によって、佐田さんが楽しみにされていることは何ですか?」
「量子コンピュータを使えば、AIも意識を持つことができますか?」
「量子コンピュータは、現在の電力消費問題には貢献できるのでしょうか?」
といった多くの質問が寄せられ、皆様の量子への関心の高さがうかがえました。

篠崎図書館では、今後も皆様の関心にお応えできるよう様々なイベントを企画してまいります。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
