今月の館長展示今週紹介する図書(今月の館長展示 テーマ:サッカー)
【登録日: 2014年06月05日 】
今月のテーマはサッカーにしました。広くサッカー
かかわる本を紹介していきます。今週紹介する本は
こちらです。
小川 光生 (著)
『プレーのどこを視るか―サッカーがさらにおもし
ろくなる『ガゼッタ』式採点の裏側』
2014 FIFAワールドカップが、2014年6月12日から7月13日
にかけて、ブラジルで開催されます。開幕すると主に
スポーツ新聞は評価を行います。ただ、日本の新聞の
論調は海外の新聞に比べると優しいと思います。
たとえば、ゼッタ・デロ・スポルトは辛口のイタリア
のスポーツ新聞です。私はF1を毎回見ていますが、こ
の新聞はレース後にドライバーやチームを10点満点で
採点し、寸評があります。サッカーも同様です。サッ
カーについては25ページくらい紙面を使って詳しく、
厳しく書かれています。
本書はガゼッタがどのように点数をつけているのか記
したものです。評価の基準は6点は「十分な」「及第
点」にしています。ここから足し算、」引き算で点数
を決めているようです。
選手だけではなく審判に3をつけることもあるようです。
確かにイタリア人は審判にミスがあるとすぐ陰謀説が
出ている気がします。
第5章にはイタリアでプレーした日本人サッカー選手
の採点と寸評が紹介されています。三浦知良選手から
長友佑都選手まで記されています。
サッカーを違った視点でみるきっかけになる1冊です。。