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開催期間:2018年5月19日
(土)
~ 2018年8月19日
(日
)
- 第37回企画展示 「えどがわ夏の風物詩」
●第37回企画展示『えどがわ夏の風物詩』
”チリン” ~江戸風鈴の音。
”フワリ” ~江戸扇子の風。
”ポタリ” ~つりしのぶの滴。
夏の涼を運んでくる、江戸川の風流な工芸品。水中をゆらゆらと遊ぶ金魚。
観客層動員数日本一の花火、都内屈指の市で主役を張る朝顔など、
夏の風物詩の中には、江戸川区ならではの逸品や催しがあることをご存知でしょうか。
江戸川区ならではの「夏」を再発見!
季節を先取りする小さな旅に出かけてみましょう。

開催期間 | 2018年5月19日(土) ~ 8月19日(日) |
開館時間 | 9:00 ~ 21:30 |
開催場所 | しのざき文化プラザ 3F 企画展示ギャラリー 〒133-0061 江戸川区篠崎町7-20-19 プロシード篠崎タワー3F 都営新宿線・篠崎駅西口直結 |
観覧料金 | 無料 |
主催 | 江戸川区、しのざき文化プラザ指定管理者、篠崎SAパブリックサービス |
主なイベント | 【ギャラリーイベント】5月20日(日) 江戸川区の金魚よもやま話 【実演即売会】 6月9日(土)つりしのぶ 【講談・怪談】 6月23日(土),7月14日(土) 【ワークショップ】7月1日(日)風鈴絵付け体験 【金魚すくい】7月7日(土),7月8日(日) 【特別公開行事】7月22日(日)獅子もみ祭り引き綱締め直し 【ワークショップ】 7月29日(日)扇子絵付け体験 |
当展示のチラシはこちら→37.pdf
入口には本展示の説明書きと、見る角度によって画が変わるレンチキュラーを設置
8月に開催される江戸川花火大会の迫力を再現しました。
展示前半は伝統工芸品のご紹介。
江戸扇子の松井さん、建具の山川さん、江戸ゆかたの髙橋さんのご紹介。
展示ブースにはお茶の間を設置、生活に溶け込んだ伝統工芸品を表現しました。
松井宏さんのコーナーでは、江戸扇子の製作工程や最近製作された作品を展示
お茶の間には屏風に扇子の紙面を貼り付けた「貼交屏風(はりまぜびょうぶ)」を展示
扇子職人のデザイン性を広報するカタログのような一面を持ち
江戸時代からこうした見せ方が「粋」とされていました。
壁面には山川英夫さんの「窓障子:想-SOU-」と「組子ライト」を展示。
どちらもえどがわ産学公プロジェクトの作品で、美術大の学生さんがデザインしたものです。
同じくお茶の間に髙橋榮一さんの江戸浴衣を展示。
シンプルながら模様の細部に丁寧な仕事を施すのが江戸ゆかたの美しさです。
お次は夏の定番「江戸風鈴」から篠原風鈴本舗のご紹介
こちらでは江戸風鈴の製作工程が、写真を交えて展示
製作途中の風鈴を現物展示、作業場以外ではなかなかお目にかかれません。
六角ケースには江戸風鈴の音色の秘密をこっそり公開
断面のギザギザは鋭いところもあるので、けがをしないよう注意ですね。
風鈴のお隣には不思議な映像体験のブースを設けました。
この中をのぞくと・・・。
万華鏡のような映像に金魚がゆらゆら泳いでます。
もう一つをのぞくと・・・。
個性的な顔立ちの金魚がお出迎え
つりしのぶ職人の深野晃正さんのブースです。
江戸時代に庭師が手慰みで作ったものを出入りの屋敷に送ったのが始まりとされています。
エアコンもない暑い夏を、青々としたつりしのぶを眺めて涼を感じる江戸の楽しみ。
ここでは縁側を再現し、軒下につりしのぶ(・・のレプリカ)を飾ってみました。
こちらがつりしのぶの材料です。
材料となるハイゴケは、現在では貴重な品です。材料採集の為に地方の山間部まで足を延ばすことも。
また、庭師の遊び心から生まれたものであるため、完成品の形状に決まりが無いのも特徴です。
こちらのブースでは、江戸川区でお馴染みのお祭りを紹介
夏の行事だけでも沢山催しているのがわかりますね。
そのなかでも篠崎といえばこれ
浅間神社の幟祭りと本郷の獅子揉み祭りですね。
今回の展示の為に幟まつりの半纏と獅子揉み祭りの獅子頭をお借りしました。
見ているだけで夏が待ち遠しくなります。
お隣は平成庭園、源心庵・・をイメージしたセットです。
展示開始の初夏に併せて涼しげな菖蒲をアレンジしました。
こちらは伝統工芸士、錺師(かざりし)一ノ谷禎一さんの御神輿
上部の鳳凰はもちろん、細かな金具の一つ一つに見事な細工が施されています。
間近でお神輿の造形をゆっくり見られる貴重な展示です。
展示のトリを務めるのはご存じ人気者の金魚!
堀口養魚場さんからのご協力のもと、色鮮やかな金魚をご紹介
リュウキン、ランチュウ、出目金など、小さなお子様に大人気でした。