
企画展示/関連イベント 2012年01月09日 第15回企画展示「先人からの贈り物」 展示内容のご紹介②「影向のマツ」
ただ今開催中の企画展示「先人からの贈り物」、 展示内容のご紹介②としまして、
「影向のマツ」をご紹介致します。
そもそも、「影向(ようごう)」とは… 仏教用語で、「神仏がさまざまな姿になって、この様に現れる」と
言う意味になります。
まさに、神仏が松の姿になって私達の前に現れた、位の威厳ある松であることから、 名付けられたのでしょう。
その姿は高さ8メートル、幹回り4.5メートル、四方八方に広がる枝下はなんと800㎡!!
上から見ると、この様な感じです。
横から見ると、この様な感じに…。
分かり易いように、比較対象として 善養寺のご住職のミニチュアを置かせて頂きました。
樹齢600年とも言われる影向のマツ。
一時は枯れ衰えていきましたが、 都と区による樹勢回復事業により10年という年月をかけて
青々とした葉を蘇らせることが出来ました。
H23年には国指定天然記念物に認定。
また、江戸川区登録天然記念物にもなっております。
このように、史跡だけではなく、マツも大切に遺されてきました。
ぜひ江戸川区に残る多くの「先人からの贈り物」を見にいらしてください。