スタッフおすすめ!スタッフのオススメ その8「問題があります」
【登録日: 2010年08月27日 】
最近読んだエッセイのなかで、
まれに見る傑作です!
恥ずかしながら「絵本作家 佐野洋子」は知っていたが
「エッセイスト 佐野洋子」は知らなかったので、
教えてくれた角田光代「私たちには物語がある」(小学館)
にも大感謝なのですが、こんなエッセイを見落としてたとは。
とにかくすべてが潔く、潔すぎて爆笑必至。
“老人は老人でよい、なぜ若返る必要がある”
など、著者のまっすぐさというか、言いたいことを
書いているだけのような気もしますが、とにかく痛快なのです。
“ヒマつぶしのために本を読んできた”
という濫読家で、しかも
“くだらない本はいったいどこまでくだらないのかを
調べるために最後まで読んだ”
というくだりは、本好きにはたまりません。
それでいて、自分自身の昔の話や老いについても
しっとりと語るあたり、ファンが多いのも頷けます。
「100万回生きたねこ」とはひとあじ違った
佐野洋子さんをご堪能くださいませ。
「問題があります」 佐野洋子著 筑摩書房
一部本文から引用しました
まれに見る傑作です!
恥ずかしながら「絵本作家 佐野洋子」は知っていたが
「エッセイスト 佐野洋子」は知らなかったので、
教えてくれた角田光代「私たちには物語がある」(小学館)
にも大感謝なのですが、こんなエッセイを見落としてたとは。
とにかくすべてが潔く、潔すぎて爆笑必至。
“老人は老人でよい、なぜ若返る必要がある”
など、著者のまっすぐさというか、言いたいことを
書いているだけのような気もしますが、とにかく痛快なのです。
“ヒマつぶしのために本を読んできた”
という濫読家で、しかも
“くだらない本はいったいどこまでくだらないのかを
調べるために最後まで読んだ”
というくだりは、本好きにはたまりません。
それでいて、自分自身の昔の話や老いについても
しっとりと語るあたり、ファンが多いのも頷けます。
「100万回生きたねこ」とはひとあじ違った
佐野洋子さんをご堪能くださいませ。
「問題があります」 佐野洋子著 筑摩書房
一部本文から引用しました