BLOGしのざ記

Today 2024/04/30

展示 書架展示「詩人ピックアップ第四弾 和合亮一さんの詩」

【登録日: 2012年09月08日 】
本日は16番棚B側で詩のコーナーで行っているの書架展示を
ご紹介します。

様々な詩人を取り上げて、その著作を紹介する“詩人ピック
アップ”。今回取り上げたのは、和合亮一さんです。



「放射能が降っています。静かな夜です。」
福島県在住の詩人・和合亮一さんがTwitterでそんなつぶやきを
残したのは、2011年3月16日のことでした。


原子力発電所の事故後も福島市内に残っていた和合さんは、
絶望感と怒りのなかで、泣きながら言葉を打ったといいます。
和合さんのつぶやきは次第に世間の注目を集め、多くのメディ
アで取り上げられました。

大きな災害を前にして言葉は圧倒的に無力な存在だったかも
しれません。しかし、災害を記録し、記憶し、その体験を
分かち合おうと努力するために、言葉は大切な要素の一つです。


東日本大震災から、1年6か月を迎えようとしています。
詩というかたちで震災、津波、原発事故、ふるさとである
福島と向き合い続ける和合さんの詩をご紹介します。




和合さんは、遠藤ミチロウさん、大友良英さんらとともに、
NPO法人「プロジェクトFUKUSHIMA!」
を立ち上げ、福島を盛り上げるため様々な活動を行っています。