今月のテーマは将棋です。今週紹介する本はこちらになります。
高橋　和『女流棋士のONとOFF』

みなさんは将棋を始めたきっかは何でしょうか。私は小学生のときに父親から教えてもらいました。今でも基本的なルールは知っていますがそれほど強くはありません。

14才で当時最年少女流プロ棋士になった著者が将棋を始めたのも、父親に教わったのがきっかけになったそうです。
父親が兄のために将棋盤を買ったときのこと。「こっちにおいで。教えてあげるから」と呼ぶ声に小学校1年生だった著者はニコニコしながらすり寄ってきました。兄と一緒になって教わるうちにすっかり将棋に夢中になった著者は、その後毎週土曜日に将棋道場へ通うようになりました。

高橋氏は「正解不正解は別にして、瞬間的に閃きのある子供の方が強くなる素質を持っている」と、当時を振り返ります。

この本では著者自身の体験、将棋に対する考え方のほか、私生活にいたる、さまざまなエピソードを交えながら触れられています。