スタッフおすすめ!スタッフのオススメ その31 「こころ」
【登録日: 2014年08月27日 】
今回紹介する本は、夏目漱石の『こころ』です。
私が高校生だった頃の教科書に載っていたこの作品。
教科書では一部しか掲載されていなく、
いつか続きを読んでみたいと思いながら、
やっと最近読むことができました。
この作品は色々な要素を含んでいる作品です。
「先生」と「友人K」が同じ人を好きになるという点では
恋愛ものとして読めますし、
「友人K」の自殺により自分の存在価値を問いながらも生きる
「先生」の姿からは死生観について考えさせられます。
加えて、裏切りによる人間関係の脆さや学生の本来のあり方など、
盛りだくさんの内容となっております。
作品中で「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。」という
「友人K」の一言があります。
この一文、学生のときに試験で出たなあと
読んでいてとても懐かしくなりました。
個人的には、そういった内容以外での面白みも
感じることができた作品でした。
皆さんは、読みたいと思っているけども、まだ読めていない。
なんて本はありませんか?
この機会に手に取ってみて、内容に対する感想のほか、
その本と出合ったときの思い出を懐かしむこともまた
読書を楽しむ術の一つだと思います。
『こころ』 夏目漱石著 新潮文庫 BFナ 篠崎ほか所蔵
私が高校生だった頃の教科書に載っていたこの作品。
教科書では一部しか掲載されていなく、
いつか続きを読んでみたいと思いながら、
やっと最近読むことができました。
この作品は色々な要素を含んでいる作品です。
「先生」と「友人K」が同じ人を好きになるという点では
恋愛ものとして読めますし、
「友人K」の自殺により自分の存在価値を問いながらも生きる
「先生」の姿からは死生観について考えさせられます。
加えて、裏切りによる人間関係の脆さや学生の本来のあり方など、
盛りだくさんの内容となっております。
作品中で「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ。」という
「友人K」の一言があります。
この一文、学生のときに試験で出たなあと
読んでいてとても懐かしくなりました。
個人的には、そういった内容以外での面白みも
感じることができた作品でした。
皆さんは、読みたいと思っているけども、まだ読めていない。
なんて本はありませんか?
この機会に手に取ってみて、内容に対する感想のほか、
その本と出合ったときの思い出を懐かしむこともまた
読書を楽しむ術の一つだと思います。
『こころ』 夏目漱石著 新潮文庫 BFナ 篠崎ほか所蔵