文化プラザブログ

企画展示/関連イベント 2012年02月20日 第15回企画展示「先人からの贈り物」 展示内容のご紹介⑤「お香作りの道具」

2月18日(土)に開催致しました、「香袋作り体験②」ですが、

そもそも香料を先人たちはどの様に作っていたのでしょうか…?


今回は、その道具のご紹介を致します。

「抹香(まっこう)」とは、天然の香原料を細粉末したもので、

タブノキの樹皮からも抹香が作られていました。


【押切(おしきり)】



タブノキから皮を削り取り、乾燥させ、胴突で砕き、 そしてこの「押切」で刻みます。



【薬研(やげん)】



押切で刻んだ原料を、薬研で荒い粉末状にします。

深くV字にくぼんだフネとハンドル付の円盤状のローラーから出来ています。

くぼみに押切で刻んだ原料を入れ、ローラーを前後に転がして細かく砕きます。  


【乳鉢(にゅうばち)



荒い粉末をパウダー状になるまで、細かく挽いていきます。

この様に、様々な道具を用い、手間・時間を掛けて作られています。

先人達が使ったこの名品もぜひご覧下さい。


第15回企画展示「先人からの贈り物」は3月11日(日)までとなっております。

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