
企画展示/関連イベント 2019年02月18日 ワークショップ「江戸絽刺しでkeyホルダーを作ろう」開催しました。
皆さま、こんにちは!
今回は2月16日土曜日に開催した。ワークショップ「江戸絽刺しでkeyホルダーを作ろう」のご報告です。
現在開催中の第39回企画展示『刺繍と人形』の関連イベント第3弾です。
講師は江戸川区伝統工芸士の渡辺靖子先生にお越しいただきました。
ワークショップ開始に先立ち、渡辺先生から絽刺しの歴史について簡単に触れられました。
飛鳥時代に刺繍文化が伝来して以降、絽刺しの技術は貴族や宮中に囲い込まれ
一般庶民が目に触れることができたのは明治期からのことだそうです。

絽刺しのお勉強もしながら早速作業開始です!

渡辺先生がお手本代わりに半分刺した蝶々の刺繍
ご用意いただいた4色の生地からお好みで選びました。

先生の丁寧なご指導のもと
皆さん真剣なまなざしで一針一針進めています。

縫いあがった蝶々の模様がこちら
江戸絽刺しは細かい穴の開いた「絽(ろ)」と呼ばれる生地に
太めの絹糸を縫い付けていく技法ですが、刺繍との大きな違いは
縫い方が、絽の目に対して上から下への1方向のみで
ひと目縫い、ふた目縫い、さん目縫いが基本となります。
技術のシンプルさゆえに表現が難しく、糸の色やレイアウトを工夫するのが
とても楽しいと渡辺先生は語ります。

仕上げにカバーを取り付ければ自分だけの手作りキーホルダーの完成です!
参加者の皆様も出来上がりに大変満足頂けたようで
お帰りの時にも「楽しかった!」とお言葉を頂きました。
渡辺先生、参加者の皆様有難うございました。
追記:今回のワークショップでは、申し込み開始から10分程で定員に達し皆様の関心の高さを
窺い知ることができました。しかしながら材料のご用意、先生がご指導できる許容量を
加味しての都合上、参加のご案内ができなかったお客様には残念な思いをさせてしまい
申し訳ございませんでした。