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開催期間:2011年6月18日
(土)
~ 2011年9月11日
(日
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- 第13回企画展示「江戸川区の芸能」
江戸川区に古来より伝わる伝統芸能やその従事者の方々を中心にご紹介、 粋で華やかな江戸の歌舞音曲や話芸、相撲などをとりあげ、それぞれパネルや映像、小道具・衣装の貴重な資料とともに展示いたしました。 伝統芸能従事者の皆様のご経歴やインタビュー記事も大型パネルに掲載。 世代問わず伝統芸能に知識や興味を深めて頂けるような企画展示となりました。 期間中展示に併せて数多くのギャラリーイベントを開催し、伝統芸能の実演も行いました。 |
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伝統の楽しみ |
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【葛西囃子】 葛西囃子の楽器編成や、お囃子の活躍するお祭り、また演奏の楽しさなどを語って頂きました。かつては赤坂山王や神田明神の祭礼で演奏し江戸祭りの名脇役ともいわれています。 実際に舞台にて使用している獅子頭や楽器、衣装などを展示用にお借りいたしました。7月24日には実際に館内のギャラリーイベントにご出演いただきました。 【葛西おしゃらく】 この葛西のおしゃらくに影響を与えたとされる瞽女唄(ごぜうた)については一之江名主屋敷に残る古文書に記されています。7月30日には館内のギャラリーイベントにてご披露いただきました。 |
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江戸の粋 |
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【河東節】 河東節は「古曲」と総称される三味線音楽の一流派で、生粋の江戸節。 三味線の音色は格調高く、粋で上品なことから、多くの富裕層に愛されました。 代表曲は歌舞伎十八番の「助六所縁江戸桜」で、今でもこの演目に河東節は欠かせません。本展では貴重な三味線や撥(ばち)をお借りし展示いたしました。 8月21日には館内イベントにご出演、劇場以外ではめったに聴くことのできない 素晴らしい演奏を実演していただきました。
中国の伝統的な楽器「三絃」が琉球(沖縄)に渡り、その後邦楽の発展と共に改良され日本独自の楽器として発達しました。 そのうち関東圏で作られる三味線を東京三味線と総称するようになりました。 平井の三業(料理屋、待合、芸者屋)が賑わっていたころには町中に三味線や琴の音色が響いていたそうです。 東京三味線は今も変わらずすべて手作業で丁寧に作られており、見えないところにも細工が施され、江戸の美意識が感じられます。 |
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話芸の極み |
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【講談】 一鶴師匠が江戸川区ではじめた「東京ニューヨーク寄席」を今年2月に復活。 亡き師匠の志を引継ぎ、区の支援を受けて、江戸川区の銭湯を舞台に講談の公演を続けています。 7月30日(土)には館内での公演にもご出演いただきました。めったに間近で見ることのできない小道具、張扇や長年使用されてきた講談の台本を展示いたしました。 【浪曲】 厳しい修行を経て93年に初舞台、以降浪曲界のホープとしてご活躍中です。 百人百通りのメロディー(節)があるとも言われていますが、 7月16日、展示ギャラリーにて瑞姫氏の浪曲「残菊物語」をご披露いただきました。 |
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宇宙の声 |
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【聲明】 聲明は日本の伝統音楽の原点ともいわれています。念仏を音楽に乗せることで、 修行中の僧侶が聴覚からも仏の世界を体感できるようにと生み出されました。 宗派により独自の聲明が継承されているそうです。後世になり、唄い方を示す記号の並んだ経典がつくられましたが、基本的には口伝と言われています。 その経典や蓮の花びらをかたどったとされる散華や楽器などを展示いたしました。 7月25日の館内イベントでは聲明の定番のレパートリーに加え、太鼓音楽「六大響」などダイナミックな演奏をご披露いただきました。 |
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格闘技のルーツ |
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【相撲】 相撲は「すまう=争う」という古来の動詞に由来すると言われているそうです。 「日本書紀」には既に相撲の記述があり、当時から土俵が使われ、作法、様々な装飾などが継承され日本の国技として大切にされています。 伊勢ノ海部屋はこうした歴史を守り、地域との交流も築いてきた名門であります。 土佐ノ海関の化粧回しやのぼり、明荷などをお借りし展示いたしました。 【相撲甚句】 甚句は節回しが難しく、覚えるのも一苦労だったそうですが、国技館の教官である国錦さんよりじかに習得する機会があり、今では企業の祝いの席や高齢者施設などでも唄の披露を頼まれるほどの腕前だそうです。 8月22日に開催された「ちびっ子相撲」では呼び出しをご担当いただき、相撲甚句の実演もしていただきました。 |

●「浪曲」 日時:7月16日(土)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ 企画展示ギャラリー 出演:瑞姫(たまき)氏 定員:40名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「葛西囃子」と「葛西の里神楽」(同時公演) |
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●「聲明」 日時:7月25日(月)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ オープンギャラリー 出演:密蔵院住職・名取芳彦 氏 他 定員:90名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「講談」 日時:7月30日(土)11:00~ 場所:しのざき文化プラザ 企画展示ギャラリー 出演:宝井駿之介 氏 定員:40名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「葛西のおしゃらく」 日時:7月30日(土)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ 講義室 出演:葛西おしゃらく保存会 定員:90名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「しのざきギャラリー検定」 |
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●「常磐津」 日時:8月20日(土)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ 講義室 出演:常磐津清若太夫 氏・若羽太夫 氏 定員:90名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「河東節」 日時:8月21日(日)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ 講義室 出演:山彦千子 氏(人間国宝) 定員:90名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「ちびっ子相撲と相撲甚句」 日時:8月22日(月)15:00~ 出演:伊勢ノ海部屋・勢 氏、大筑波 氏 他、小岩相撲甚句会 場所:しのざき文化プラザ オープンギャラリー 定員:90名 (要事前予約、当日入場も可) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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●「伝統芸能クッションプレゼント抽選会」 日時:9月11日(日)15:00~ 場所:しのざき文化プラザ オープンギャラリー 定員:12名(当日抽選) 入場料:無料 主催:江戸川区・篠崎文化プラザ指定管理者篠崎SAパブリックサービス |
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