BLOGしのざ記

Today 2024/04/28

展示特別展示「トップアスリートと読書」Part2

【登録日: 2016年08月08日 】
いよいよ開幕したリオデジャネイロオリンピック。

日本から見て地球の反対側で開催されている祭典のために
日々寝不足気味の方や、毎朝のニュースで選手たちの活躍を知り
勇気や元気をもらっている方も多いのではないでしょうか。

現在日本のメダル獲得数は金メダル1、銅メダル6。
銅メダル受賞者のうちのお一人は
ウェイトリフティング女子48キロ級の三宅宏実選手です。

五輪出場経験者に心に残る一冊を教えていただいた
当館の展示「トップアスリートと読書」では
三宅選手のご回答も展示しております!!



前回のロンドン五輪では銀メダリストに輝いた三宅選手。
報道によると五輪後に腰痛を発症し、練習もままならなかったそうです。
そんな苦しい時期に出合ったのが「一日一生」という言葉だったとのこと。

「一日を一生だと思って生きる」という意味のこの言葉は
天台宗の僧侶で、「千日回峰行」を二度満行された酒井雄哉氏の著作に出てくるものです。


三宅選手はその『一日一生』を心に残る一冊として選ばれました。

直筆のコメントには本を読んで感じたことが率直に綴られており、
三宅選手の真面目なお人柄や
ウェイトリフティングという競技に対する真摯な姿勢が感じられます。


コメントを見ながらリオでバーベルを挙げた瞬間の
三宅選手の表情を思い起こすと胸が熱くなります。
三宅選手、本当に本当におめでとうございます。


コメントともに展示している本は館内でお読みいただくためのものですが、
『一日一生』は区内の図書館で所蔵しておりますのでこちらからご予約いただけます。


本展示では三宅選手のほかにも
カヌーで出場されている矢沢一輝選手(スラローム男子カヤックシングルで準決勝進出とのこと!)、
バドミントン男子シングルスで出場予定の佐々木翔選手、
柔道男子監督の井上康生氏、
柔道男子コーチの鈴木桂治氏のご回答も展示しております。

リオで活躍する選手たちのことを
少し身近に感じられる展示「トップアスリートと読書」。
リオ五輪最終日の8月21日までの展示が予定されていますので、
この機会にぜひ足をお運びください。


また、江戸川区出身の競泳選手・池江璃花子選手が
女子100メートルバタフライで6位に入賞されたとのこと!
入賞のみならず、予選、準決勝についでまたも日本新記録を樹立されました。

五輪で躍動する日本の選手たちからますます目が離せません。