BLOGしのざ記

Today 2024/04/18

イベント「第2回 ビブリオバトル IN 篠崎」 開催しました

【登録日: 2014年07月20日 】
本日は今年1月に行ったビブリオバトルの第2弾、

「第2回 ビブリオバトル IN SHINOZAKI」

を行いました。


ビブリオバトルとは、自分の好きな本を紹介・プレゼンし、
「一番読みたいと思う本」をチャンプ本に決定する。
「書評合戦」です。


最近は各地の図書館や本屋さんでも開催されています。
他の江戸川区図書館でも何度か開催しているので、
参加した人もいるのでは。


本日は8名のバトラーの方に参戦して頂きました。
(遠路栃木から参加のバトラーの方もいらっしゃいました!)

今回は「テーマなし」です。(前回「学校」というテーマで
行った時は、選ぶのが大変だったようです。)
思う存分好きな本を紹介してもらいました。


手慣れたプレゼンをする人もいれば、初めて挑戦する人も
いました。(でも、皆さんバッチリ本の魅力を語っていたと
思います。)

熱のこもったプレゼン(ポイントをホワイトボードに書いて
熱く語っていました。)や、会場から笑いが起こるようなも
のまで、各々、個性的なプレゼンでした。

5分間のプレゼン、2分の質疑応答の後、
いよいよ「チャンプ本」が決定します。


激戦の中、チャンプ本に選ばれたのは

安村さんが発表をした『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』でした。



東日本大震災で被災した製紙工場の工場再生を描いた
ノンフィクション作品。復旧は無理とされた工場を、
本を待っている人たちのため、プロとしての誇りを
かけての奮闘劇。

実際の本もその紙を使用しているそうで、思いが伝わるので
はないでしょうか。安村さんも読後は、本の紙質を気にする
ようになったそうです。

一番手での発表というプレッシャーを押しのけ、
(事前にデモンストレーションをした当館館長と
作者がかぶるというアクシデントもはねのけ(笑))
素晴らしい紹介だったと思います。

江戸川区図書館に所蔵(残念ながら篠崎にはないのですが)
していますので、読みたいと思った方はご利用下さい。


他のバトラーの方も少しご紹介します。



『あと少し、もう少し』を紹介した中山さん

 


『聞く力』を紹介した上田さん


だいぶビブリオバトルが定着してきたのではないかと。
皆様も読む本の参考に参加してはいかがでしょうか。


(本日紹介された本)
★『紙つなげ!彼らが本の紙を造っている』 佐々涼子著
★『観光』 ラッタウット・ラープチャルーンサップ著
★『あと少し、もう少し』 瀬尾まいこ著
 『バスク、真夏の死』 トレヴェニアン著
 『夏の旅人』 森詠著
★『聞く力』 阿川佐和子著
 『傷なめクラブ』 光浦靖子著
★『遅読のすすめ』 山村修著

★のついている資料は江戸川区に所蔵しています。