BLOGしのざ記

Today 2024/05/08

イベント音楽会「バグパイプと中世ヨーロッパの古楽器」

【登録日: 2010年11月14日 】
本日篠崎文化プラザ講義室にて、音楽会「バグパイプと中世ヨーロッパの古楽器」
が開催されました。

古楽器演奏家の近藤治夫氏をお迎えし、様々なバクパイプや古楽器をご紹介いただき
ながら、素晴らしい演奏に満員の聴衆が魅了されました。


バグパイプと言えば、タータンチェックのスカートを穿いたスコットランドの
民族楽器のイメージですが、ヨーロッパの様々な時代、地域で演奏された固有の
バグパイプがあります。

演奏の前に、それぞれのバグパイプの特徴や音色を解説いただき、一曲一曲を
楽しみました。



中世ヨーロッパの古楽器についても、実際に目にするのは初めての方も多く、
演奏と合わせ、近藤氏のわかりやすく親しみやすいお話に、どんどん引き込ま
れました。



また、ブリューゲルはじめ、ボッシュなどの絵画も紹介され、「あっ!こんな
有名な絵画にバグパイプや古楽器が描かれている!!」と驚きました。




あっという間の1時間半でした。参加いただいた皆様もきっと大変満足いただいた
のではないでしょうか。


次回は、11月27日(土)14時より「秋深き江戸川の朗読会~国民読書年に寄せて~」
をお送りします。
ぜひ、こちらにも足をお運び下さい。お待ちしています。


以下、プログラムの一部をご紹介します。

【第1部 様々な時代・地域のバグパイプ】
ルネサンス・バグパイプ(大きな音のバグパイプ)
  ティルマン・スザート:羊飼いの踊り「サン・ロシュ」
  イギリス民謡:グリーンスリーブス~セレンジャーズ・ラ ウンド  
ヒュンメルヒェン(小さな音のバグパイプ)
  イギリス民謡:アメージング・グレース
モラヴィアン・ドゥーダ(フイゴ式のバグパイプ)
  作者不詳:鍋釜たたき(中世の音楽)  


【第2部 中世・ルネサンスの古楽器たち】
ハーディ・ガーディ
  コノン・ド・ベチュヌ:あまりに愛しすぎて(中世の歌曲 ) 
クルムホルン
  ティルマン・スザート:羊飼いの踊り「サン・ロシュ」


第3部 古楽器で奏でる日本の旋律】
ヒュンメルヒェン
  「椰子の実」 
ハーディ・ガーディとルネサンス・フルート
  「ゆりかごの唄」
コルヌミューズ
  「赤とんぼ」「さんぽ」

【エンディング】
ルネサンス・バグパイプ
  ティルマン