BLOGしのざ記

Today 2024/04/26

イベントビブリオバトル IN 篠崎

【登録日: 2014年01月12日 】
本日は本好きの間で静かなブームとなっている
知的書評合戦ビブリオバトルを

「ビブリオバトル IN 篠崎」

と題してを開催しました。


ビブリオバトルを知らない方もいると思いますので
簡単に説明いたします。

ビブリオバトルとは、立命館大学の谷口忠大准教授が
考案した、ゲーム感覚を取り入れた新しいスタイルの
「書評合戦」です。ビブリオバトラー(発表者)が、
おすすめの本を持ち合い書評した後、バトラーと観客が
一番読みたくなった本、「チャンプ本」を決定する
というものです。

最近は各地の図書館や本屋さんでも開催されています。

江戸川区では小岩図書館に続き、二館目の開催となります。


本日は5名のバトラーの方に参戦して頂きました。

今回のビブリオバトルは篠崎文化プラザ企画展示で
行っている「熱中!えどがわスクールグラフィティ」
に合わせて、テーマを「学校」としました。

バトラーの皆さんに、それぞれ学校に関連した本を
事前の抽選で決めた順番で発表して頂きました。

熱のこもったプレゼンで、どの本も読みたくなりました。

5分間のプレゼンの後は、観覧者の方とバトラーの方の
紹介した本に関する質疑応答となります。

バトラー全員の発表が終わったら、観覧者の皆様と
バトラーの方に一番読みたくなった本を投票して頂きました。


そして、激戦の中、チャンプ本に選ばれたのは

尾園清香さんが発表してくれた

「たった独りの引き揚げ隊」

です。

日本柔道界・アマレス界にも大きな影響を与えた男・
ロシア人と日本人のハーフビクトル古賀さんが、
10歳の時に満州から1000キロを独りで踏破し
引き揚げた時のことをまとめた物語です。

江戸川区図書館に所蔵していますので、読みたいと
思った方はご利用下さい。



チャンプ本を紹介した尾園さん。



『藝大生の自画像』を紹介した竹内さん



『23分間の奇跡』を紹介した野原さん。


ビブリオバトルは4人くらいからやることが
出来ます。興味がある方は仲間内でやって
みてはいかがですか?

結構、盛り上がりますよ。


(本日紹介された本)
★『「本当の学力」は作文で劇的に伸びる』 芦永 奈雄著
★『たった独りの引き揚げ隊』 石村 博子著
★『1リットルの涙』 木藤 亜矢著
★『藝大生の自画像』 河邑 厚徳著
★『子どもの危機をどう見るか』 尾木 直樹著
  『23分間の奇跡』 ジェームズ・クラベル

★のついている資料は江戸川区に所蔵しています。