色被(き)せと呼ばれる技術を使って作られた切子グラスです。様々な天然素材を組み合わせて発色させる技術は非常に難度が高く、扱える職人は多くありません。模様のカットにも集中力と正確性が求められます。
万華鏡の名の通り、内側を覗き込むと美しい切子柄が目前に広がります。水面に映るきらめきはまるで宝石のようで、飲み物の色によってもその表情を変えます。
●色被せガラス・ポカン工法とは
2色のガラスを重ねて吹く技術を使って作られたガラスのことです。ポカン工法とは外側に薄く色ガラスを吹き、熱した特殊な窯に入れながらさらに内側に他の色のガラスを溶着する工法で、窯から外すときに『ポカン』と特徴的な音がするためこの名が付きました。
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