BLOGしのざ記

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スタッフおすすめ!スタッフのオススメ その4「身命を惜しまず」

【登録日: 2010年05月30日 】
はい。今回はぷらっつ☆篠崎の編集員、風雲ふわふわ丸がオオススメする歴史小説です。

「恩の死はせねど、情の死はする」

まだ、武士道という倫理が確立していなかった戦国時代。

どんなに厚遇されていても、主人と深い心のつながりを持っていない家来は、主人とともに死のうとはしませんでした。

しかし互いに気が合い、深い感情のきずなで結ばれている家来は打算を捨て、主人とともに最後まで戦って死んでいったといいます。

本書は、そのような主人のためなら身命を惜しまず仕えた安藤帯刀と片倉小十郎の物語です。

どちらも忠臣ですが、安藤帯刀の物語では、主人のためにここまで出来るのか、と思うエピソードが紹介されています。

本書を通して、忠臣の生き様に触れてみてはいかがですか?




「身命を惜しまず」 津本 陽 徳間書店