現在ＣＤコーナー・クラシックの棚では、
今年没後100年を迎える作曲家・マーラーの作品をご紹介しております！



グスタフ・マーラーはシューベルト、ワーグナー、チャイコフスキーらを輩出した
ロマン派音楽の掉尾を飾る作曲家の一人です。


マーラーの作品は長大なものが多いのですが、よく聴いてみると決して冗漫でないうえ、
「われわれはどこから来て、どこへ行くのか？」
といった哲学的ともいえる問いかけに真剣に答えを求めていることが伝わって来るようです。

しかも、その思いは上からではなく、常に聴く者に寄り添い、
ともに悩み、なぐさめているように感じられます。


21世紀に入っても、経済の不調や天変地異が続き『世紀末』の気分が色濃く残っている現在、
マーラーとともに悩み、癒されてみてはいかがでしょう。