BLOGしのざ記

Today 2024/04/29

イベントコンサート&トーク「ルネサンスのリュート音楽」

【登録日: 2013年05月19日 】
本日はルネサンスリュート奏者の橋口淳一さんを
お招きして、コンサート&トーク

「ルネサンスのリュート音楽」

を開催しました。


外は雨模様の天気でしたが、たくさんの方に
ご参加頂きました。

コンサートの始めに、橋口先生がリュートの楽器の構造や
歴史について、詳しく解説してくれました。



リュートとは8世紀頃アラブ世界からヨーロッパに
持ち込まれたウードを前身とする撥弦楽器で、
ルネサンス時代に宮廷音楽の中心的な楽器として
最盛期を迎えたそうです。しかし、バロックの
終焉とともに急速に衰えたしまったそうです。

リュートはギターの様な構造で、弦が多く
複雑な音が出せる様になっています。



↑これがリュートです。ギターのような形状です。


その後は実際にリュートを使って
ルネサンス時代の宮廷で演奏された曲の
コンサートとなりました。

プログラムは2部構成で、
前半は、フランスやイタリアなど、ヨーロッパ大陸で
作曲された曲を。後半は、イギリスで
作曲された曲を演奏してくれました。



曲の合間に、作曲家の話や時代背景を語って頂いたので、
演奏を楽しみつつ、豆知識を得ることができ
勉強になりました。

演奏曲の中には、かの太閤秀吉も聴いたという
曲もあり、壮大なロマンを感じました。

リュートのやさしい調べに、ゆったりとした
時間を過ごすことができました。
きっと、ルネサンス時代の貴族たちも、
お茶を飲みながら、優雅なひとときを
過ごしていたのでしょうね。


演奏終了後、質問コーナーもあり、好評のうちに
本日のコンサート&トークは幕を閉じました。